広告と違う?実際の駅から賃貸物件までの距離

そう間違ってはいない駅から賃貸物件までの距離

「駅から何百メートル」「駅から徒歩何分」と書かれた不動産広告があります。しかしそれを見て、「実際に歩いた感覚と違う」と思う方もいます。その差は何なのでしょうか。結論からいうと、それらの広告はそう間違ってはいません。実は、「不動産公正取引協議会連合会」という、不動産広告の内容が正しいかどうかどうかを審査・調査している不動産業界の自主規制団体があります。 そして、その規約をもとに不動産広告は作られているため、悪意のある場合や計測ミスを除いて、その広告にはある程度の正確性があるのです。しかしながら、それが完全に現実を反映していないのもまた事実です。そこで、なぜその差が生まれるのかを、解説していきましょう。

「駅」は「駅の出入り口」ではない

その規約によれば、「駅から何百メートル」「駅から徒歩何分」の「駅」というのは「駅の出入り口」ではなく、「物件から最も近い駅の敷地」となっています。まして、電車を降りたホームや改札からの距離でもありません。だから、実際に歩いた感覚とは差が出てしまうのです。また、その規約上、80メートルを徒歩1分と計算しているのですが、信号や踏切の待ち時間はその時間には含まれていません。それから、坂道があって歩く時間がよけいにかかる場合でも、その時間は考慮されず、道路距離80メートルが1分と計測されます。 しかしこのように現実との差は生まれますが、距離は直線距離ではなく実際の道のりで測定されます。ですから不動産広告の距離や時間は、そう間違ってはいないといえます。なお、80メートルを徒歩1分とするのは、健康な女性がハイヒールを履いて歩いた時間を計測して決められたそうです。